スケプティクスな株

株取引をスケプティクス(懐疑的)に見ていきます

株主優待って何?貰い方は?

株投資におけるちょっと嬉しい特典に、「株主優待」と言うものがあります。これは、企業が株主に対して品物やサービスを提供してくれる制度で、株主優待を行わなければならないという法的義務は一切ありません。

 けれど、企業側にとっては、株主優待を利用して自社の製品やサービスを知ってもらい、知名度を向上させたり、魅力ある株主優待個人投資家の人気を集め、株主を増加させたりする目的があります。

その為、上場企業の約4分の1の企業において、この株主優待を実施しているようです。

優待内容としては、主にその企業が取り扱っている商品や食事券、割引券、お米、図書カードなど、多岐に渡ります。

中には、その企業の特色を活かしたユニークな商品を貰える場合もあり、それを楽しみにその企業の株を購入している方もいらっしゃるくらいです。

株主優待が送られてくるのは、優待が貰える権利が確定してから約3ヶ月後と言う企業が多いでしょう。

品物の場合には、宅配便やゆうパックで株主の住所に配達されます。

金券などの場合は、株主総会の案内書に同封されていたり、総会の案内とは関係なく郵送されてきたり、優待の申込書に記入して返送した後に郵送されてきたりします。

ちなみに、株主優待というサービスは日本独特のもので、外国ではほとんど見掛ける事がありません。

株主優待資金を使うよりも、配当金を上げて株主に還元するべきだといった意見もありますが、これからもぜひ続けて頂きたいサービスですね。